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メガネの磨き直し

メガネの作業は、修理やメンテンスなど非常に多いのですが、メガネは日常的に使うものであり、常に肌に触れるものでもありますので、使い方にもよりますが、2~3年に一度のメンテンスは必要かと思います。明らかにツヤが無くなっていたり、触ってザラっとするようでしたら磨いたほうがいいと思います。今回のメガネはだいぶツヤが無くなっておりました。

 べっ甲 メガネの磨き直し

べっ甲 メガネの磨き直し

べっ甲 メガネの磨き直し

画像で見る以上に、実際の状態は良くありません。ここまでの状態になってしまいますと、完全にキレイにするのは難しいかと思いました。ある程度まで深く磨けばキレイにはなるのですが、べっ甲が薄くなるので耐久性が落ちてしまいます。耐久性を保ちつつ、ツヤを出すバランスが大事になってきます。作業後の画像をご覧ください。

べっ甲 メガネの磨き直し

べっ甲 メガネの磨き直し

べっ甲 メガネの磨き直し

画像でも分かると思いますが、かなりキレイになりました。

鼻あての部分に少し線が見えますが、これは張り合わせている材料が浮いてきてしまっていて、深い部分まで浮いてしまっているので取りきれませんでした。今回は磨く作業と同時に、クリアーコーティングも行いました。いつもいつも勧めているのですが、クリアーコーティングは長く使っていくことをお考えでしたら、ホントお勧めでございます。

べっ甲のメガネは毎日ちゃんと乾拭きをしていても、2~3年に一度メンテナンスとして磨くことになるかと思います。その際にツヤを出すために磨くのですが、磨くということは若干ではございますがべっ甲が薄くなってしまいます。これをずっと繰り返していくと、耐久性が落ちる可能性がございます。

当店のクリアーコーティングは、普通に乾拭きをしていれば、大体7~8年くらいでコーティング部分が剥がれてくると思います。その際に一度コーティングを落として、再コーティングいたします。コーティングを落とすだけなので、べっ甲部分を磨かないで済み、べっ甲が薄くならず耐久性も落ちることはございません。

むしろコーティングすることにより、元の状態よりも耐久性は上がります。今回のメガネですと、鼻あて部分に材料の浮きがありますが、磨いて平らにした上からコーティングをしておりますので、今後これ以上ひどくなることはありません。コーティングは新品か、磨く際にしかできませんので、ツヤが無くなってきたかなと思いましたら、まずはご相談くださいませ。